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CMS Made Simple を日本語対応

2010年12月24日

http://code.google.com/p/cmsms-ja/

CMS Made Simpleのローカライズに取り組んでいます。もともと日本語ファイルが同梱されていますが、最新版を試してみたところエントリーが多数欠けてました。現状では日本語ローカライズに取り組んでいる人は他にいないみたいだし、MODxのローカライズを通じてノウハウが多少あるので、少し首をつっこんでみることにしました。

CMS Made Simpleは、Packt Publishing社が主催する「CMSアワード」において、2010年のオープンソースCMS部門の1位に選出され、急速に注目を高めています。

テンプレートの構造ですが、私はよく知らないのですが、これはSmartyですよね?Xoopsなどを通じて普段から慣れている人にはとても使いやすいのではないかと思います。テンプレートはページごとに個別に設定できます。

コンテンツ構造は、「ページ」と「ニュース」の2本立て。それぞれの違いは名前から想像できると思います。このような2本立てスタイルのCMSが最近増えているように思います。
(※追記・ニュースはNewsモジュールで追加実装されているようです)

MODxでいうところのチャンクやスニペットに相当するパーツも存在するようです。チャンクに相当するのが「全体共通コンテンツブロック」、スニペットに相当するのが「タグ」及び「ユーザー定義タグ」。「タグ」と「ユーザー定義タグ」は、汎用的に使えるように作られていてインストールして利用する形態になっているか、必要に応じて即興でササッと書くような利用形態のものかといった違いがあるようです。こういうふうに分かれているとなじみやすく、よく考えられています。

システムイベントに引っ掛けた拡張機能を作ることもできるので、たいていのことはできそうです。

拡張機能は、それぞれ専用の管理画面を持つことができます。たとえばオプションを多数持つTinyMCEでも、使う人の好みに応じてマウス操作だけで簡単にカスタマイズできます。一般にイメージされるような、CMSらしいCMSとしては、なかなか分かりやすいCMSであるようです。バランスがよいです。

今回のローカライズでは、最新版の言語エントリーの追加と多少の翻訳調整、日本語フォントに最適なフォントサイズの調整などを行なっています。他にもいろいろ気になる点がありますが、少しずつ調整していく予定です。

こういうことに取り組む場合、本家版のバージョンアップにローカライズが追いつかなくなる懸念があると思いますが、このCMSの構造なら特に問題なく追随できそうです。本家が最新版をリリースしたら、翌日にはローカライズ版もリリースできると思います。

メンテナンスに参加したい人がいましたら、連絡ください。

本家の開発コミュニティにも参加したいと思います。すでに参加手順が提供されているのですが、よく分からずまだ参加できてません。

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