TinyMCEの開発元として知られるMoxiecode社が、LGPLライセンスの元で開発・配布している軽量なJavaScriptエディタ。たった16KB(圧縮転送時は9KB)ですが、SafariやOperaも含めひととおりの主要ブラウザをサポートしています。TinyMCEの開発で培われたノウハウが生かされており、簡易ながらもカスタマイズしやすい仕組みになっています。
http://www.moxieforge.net/examples/punymce/examples/
サンプルはこちら。
http://code.google.com/p/punymce/wiki/Documentation
ドキュメントはこちら。TinyMCEと同様、ブートストラップ(PunyMCE本体。puny_mce.js)の読み込みと簡易な初期化ブロックのセットで実装できるようになっています。主にこの初期化ブロックでカスタマイズできます。
※注
- 自作のCMSなどにコンパクトなWYSIWYG投稿インターフェイスをプリセットして配布したいなどといった用途には面白いと思いますが、TinyMCEやFCKeditorなどと比べるとカスタマイズの幅は狭く、本格的に使いこなすには限界を感じるかもしれません。たとえば複数のテキストエリアへの実装に関しては、テキストエリアのIDが必須です。この場合、テキストエリアが複数ある場合に少し面倒。
- 画像のアップロードに関しては、GUIもAPIも提供されていません。CMSのコア側でインターフェイスを用意して、テキストエリア外のパレット上にいったんアップロードしてから、ajax処理を経てD&D操作で貼り付けるなどの手続きを用いる必要があると思います。
※開発中止になったようです