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WordPress内蔵TinyMCEの最新版をまとめました

2008年02月11日

WordPress内蔵TinyMCEのバージョンが少し古かったため、同じv2系統の最新版であり最終版でもあるv2.1.3に差し替えました。ついでにツールバー構成を整理してみたりコンテキストメニュー(右クリックメニュー)を使えるようにしたり、画像プロパティダイアログを拡張したり、日本語化してみたり、TinyMCE本来の機能に対し多少チューニングを加えてみました。Table操作も簡単。WordPressのバージョンはME2.2.3で動作を確認しています。たぶん日本語版2.3.3でも稼働すると思います。

→ 【ダウンロード】 WordPress2.2xまたは2.3x用の最新TinyMCEセット

wp-includes/js/ 内の「tinymce」ディレクトリを削除するかリネームで退避するなどしてから一式を差し替えてください。その他の設定は不要です。いちおう、テスト版ということで。興味のある方のみどうぞ。特に変な挙動がなければ、もう少し機能を整理してからリリースし直します。

ちなみにutf-8運用のWordPress対応です。TinyMCEのバージョンを3にできれば、utf-8もeucも関係なく対応できるのですが、今後の課題ということで。あと、フォントサイズのコントロールにfontタグを出力してしまうのがカッコ悪く、これはTinyMCE側の設定でstyle出力に変更できるのですが、なぜかWordPressの編集画面でWYSIWYG表示されないため今回は対応しませんでした。WordPressのTinyMCE実装方法の問題のような気がしています。wpautopあたりとか。

今回対応したのはTinyMCEのv2.1.3。v2系では最終版になると思います。v3が先日出たばかりで、こちらは全体にレスポンスが多少軽くなっている他、いくつかのバグが修正されています。たとえば文字色の選択ダイアログがDHTMLモーダルではブラウザによっては使いものにならなかったのが、ちゃんと使えるようになっています。blockquoteとインデントも別々に機能が作られるなど細かい配慮もされてます。そんなわけで期待のv3ですが、WordPress本体の対応待ち。tiny_mce_gzip.phpに細かく改造の手が入っていて、ちょっと手を出せない感じでした。このへんの実装は工夫の余地があると思います。できればtiny_mce_config.phpを編集するだけですませられるといいのですが。TinyMCEはどんなCMSにも手軽に組み込めるようになってるはずなんですが、WordPressでは少し特殊な実装になっているためにチューニングしづらいような気がします。TinyMCEに直接リンクを張ってあるコアファイルがいくつかあるようですが、FCKEditorを使いたいという需要もあるのでは。

※追記 - 文字色選択アイコンを追加

フォントサイズと同様、文字色もfontタグ出力です。convert_fonts_to_spansオプションが使えるとfontタグではなくインラインstyleで出力できるのですが、なぜかWordPressの編集ウィンドウでは正常にレンダリングされないため、とりあえず今回は対応しませんでした。

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